海外留学、交換留学、語学学校への出願、ワーキングホリデー、海外インターンシップ…。
これらの手続きで必ずと言ってよいほど求められるのが 在学証明書や成績証明書の英訳 です。
「学校が英文で発行してくれる?」「自分で翻訳してもいい?」「翻訳証明は必要?」
といった疑問を持つ学生や社会人の方は少なくありません。
この記事では、在学証明書・成績証明書の翻訳が必要な理由から、学校側の対応、自力翻訳の注意点、専門家へ依頼するメリット、そして具体的な翻訳料金まで、行政書士の視点で分かりやすく解説します。
1. はじめに:留学準備で求められる書類と英訳の重要性
海外の大学や語学学校、奨学金団体、官公庁は、応募者が「本当に在籍している学生か」「どの程度の学力・単位修得状況か」を確認するため、必ず正式な証明書の提出を要求します。
典型的には次の書類です。
- 在学証明書(Certificate of Enrollment)
- 成績証明書(Academic Transcript)
- 卒業見込証明書(Certificate of Expected Graduation)
- 卒業証明書(Certificate of Graduation)
これらはすべて公的な文書であり、提出先が英語圏の場合は 英訳版 を求められます。
特に大学院進学や奨学金申請では、書類審査が非常に厳しく、翻訳の正確性ひとつで評価が変わることもあります。
そのため、翻訳は必ず「正確」「読みやすい」「誤訳がない」状態で提出することが必要です。
2. 在学証明書・成績証明書とは?英文版の有無について
● 在学証明書に記載される情報
在学証明書には主に次が記載されます。
- 氏名
- 在籍期間(入学日・在籍中である旨)
- 学籍番号
- 所属学部・学科・コース
- 発行日、学校名、学校印
● 成績証明書に記載される情報
- 履修科目名
- 単位数
- 成績(Grade)
- 学期(Semester / Term)
- GPA(ある学校のみ)
- 評価基準の説明
● 英文版が発行できるかどうかは学校による
- 大学:英文在学証明書・英文成績証明書に対応している学校が多い
- 短大・専門学校・高校:英文対応がない学校もある
- 大学でも成績証明書は英語発行不可 というケースがある
学校で英文を発行してもらえない場合、自分で翻訳文を用意する必要があります。
3. 自分で翻訳してよいのか?提出先で認められるケースと注意点
● 自力翻訳が認められるケース
- 語学学校、短期プログラム、比較的要件の緩い留学先
- 書類よりも面接やスコアを重視する審査
● 自力翻訳には大きなリスクがある
- 専門的な科目名や学科名の誤訳
例:「○○概論」「基礎演習」「総合実習」などは直訳すると不自然。 - 評価体系の説明不足
S/A/B/C方式は海外では一般的でないため説明が必要。 - レイアウトの再現が難しい
原本と翻訳文の対応が悪いと審査官が確認できず差し戻しになる。 - 翻訳証明書が発行できない
多くの大学・奨学金機関は第三者翻訳を要求。本人翻訳では不可。
● 提出先が第三者翻訳を義務付けるケース
- 大学院・大学への正規出願
- 奨学金申請(民間・国の制度)
- 海外の公的機関への提出
- ワーキングホリデー申請の一部国
この場合、行政書士や翻訳会社による翻訳証明書が必須です。
4. 在学証明書を英訳するポイント
1. 氏名のローマ字表記はパスポートと一致させる
「Taro」「Tarou」の揺れは大きな問題。
必ず パスポート記載のローマ字 を使用します。
2. 在籍期間は西暦表記で
例:
入学日:2019年4月 → April 2019
3. 所属の英訳は一般的な表記に
- Faculty of Economics
- Department of Mechanical Engineering
- Nursing Course など
不自然な直訳を避け、一般的なアカデミック表現を用いることが重要です。
4. 学籍番号は誤記しやすい
0(ゼロ)とO(オー)など間違いに注意。
5. 成績証明書を翻訳するときの重要ポイント
1. 科目名は直訳しない
例:
- 「経営学概論」 → Introduction to Management
- 「基礎ゼミ」 → Basic Seminar
- 「数学Ⅰ」 → Mathematics I
2. 成績基準の説明が必要
S/A/B/C方式、100点評価方式などは国によって理解が異なるため、注釈(Footnote) を入れると親切で受理率が上がります。
3. 単位(Credit)の扱い
単位制度は国により異なるため、「1単位=1 Credit」と誤解されないよう注意が必要です。
4. 原本と翻訳のページ対応
審査官が照合しやすいよう、
Page 1(Original) → Page 1(Translation)
のように対応ページを明示します。
6. 翻訳証明書(Certificate of Translation)が必要な理由
提出先の多くは以下の理由で翻訳証明書を求めます。
- 誤訳がないことを第三者が証明するため
- 本人翻訳では内容の信頼性が担保できない
- 書類審査でのトラブルを避けるため
翻訳証明書には、
- 翻訳者名
- 翻訳者連絡先
- 翻訳日
- 原本に基づき正確に翻訳した旨の宣言
が記載されます。
行政書士が翻訳証明書を発行することで、提出先の要求を満たしやすくなります。
7. 行政書士に翻訳を依頼するメリット
1. 守秘義務があるため個人情報が安全
成績や学籍番号などを扱うため、専門職の管理は安心感があります。
2. 学術文書の英訳に精通
科目名・学科名・評価方式などを正確に訳出できる。
3. 翻訳証明書の発行が可能
本人翻訳不可の提出先にも提出可能。
4. 公証・アポスティーユ手続きにも対応
留学先の国によっては英訳文の公証が必要なケースに対応できます。
8. 翻訳依頼の流れ
- 書類の原本(写真またはPDF)を送付
- 翻訳対象(在学証明書・成績証明書)を確認
- 見積の提示
- 翻訳作業(通常2〜5営業日)
- 翻訳証明付きのPDF納品
- 公証が必要な場合は案内可能
9. 翻訳料金
- 在学証明書:1枚あたり 3,500円(税抜き)
- 成績証明書:1枚あたり 6,000円(税抜き)
- 翻訳証明書:3,000円(税抜き)
成績証明書はページ数や科目数によって翻訳量が変わるため、正式な見積もりは事前にご提示します。
10. まとめ:留学準備は翻訳を早めに進めることが成功への近道
- 在学証明書・成績証明書は留学審査で必須
- 学校が英文対応していない場合は翻訳が必要
- 成績証明書は誤訳がトラブルにつながりやすい
- 第三者翻訳・翻訳証明書が求められるケースが多い
- 行政書士による翻訳なら安全かつ確実に提出可能
書類不備による再提出は、留学審査の遅延や出願締切のミスにつながります。
余裕を持って翻訳を準備し、安心して留学手続きを進められるようにしましょう。
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代表挨拶

行政書士藤原七海事務所の藤原です。
当事務所では証明書翻訳に力をいれております。
証明書翻訳に何かお困りごとがある方はお気軽にご相談ください。
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